これからPythonを学ぼうとしている方の中には、「Pythonを実行するにはどうしたらいいのか」「そもそもPythonやプログラムを実行するとはどういうことなのか」悩んでいる方も多いかと思います。
本記事では、そんなPythonを実行する方法について説明します。ブラウザ上ですぐに実行できる方法も紹介していますので、是非最後まで読んでみてください!
そもそもPythonとは
Pythonはプログラミング言語の1つであり、非常に人気が高く幅広い分野で使われています。
参考までにオランダのTIOBE Softwareが毎月発表している人気プログラミング言語において、2024年5月現在でPythonは1位となっています。
Pythonはコードの記述量が少なくシンプルな構造となっているため、データサイエンスやWeb開発を中心に広く使用されています。
Pythonについては以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
Pythonを実行する4つの方法
Pythonを実行する方法は主に3つあります。それぞれ一つずつ試してみましょう。
REPLを使ってPythonを実行する
まずREPLを使用する方法を紹介します。
REPLとは
REPL(Read-Eval-Print Loop)は、Pythonのコードを対話的に実行するためのツールです。REPLを使用すると、コードを入力してすぐに実行結果を確認できます。
通常は、ターミナル(Windowsの場合はコマンドプロンプト)を開いて、python
(環境によってはpython3
)と入力してPythonのREPLを起動します。
REPLはPython公式サイトで手軽に体験することができますので、今回はそちらを使ってみましょう。
以下のリンクをクリックしてください。
起動には少し時間がかかるかもしれません。
Python 3.10.5 (main, Jul 22 2022, 17:09:35) [GCC 9.4.0] on linux
Type "help", "copyright", "credits" or "license" for more information.
>>>
のような表示が確認できたら準備が完了です。
「>>>」の後に続けて以下のコードをコピペしてみてください。
print("Hello World")
エンターキーを押すと結果が表示されます。「Hello World」と表示されれば成功です!
REPLについてもっと知りたいという方は以下のCodeCollegeも参考にしてみてください!
Pythonスクリプトを実行する
Pythonプログラムを実行する2つ目の方法として、`.pyファイル`を作成し、それを実行する方法があります。
「.pyファイル」とは
「.pyファイル」はPythonのソースコードを記述するためのテキストファイルで、拡張子として`.py`を使用します。
REPLだと一度実行したコードを保存することができないため、長いコードを実行したい場合には`.pyファイル`を使用します。
また作成したファイルは保存することができるため、後で再度実行するときや他の人と共有する際に役立ちます。
「.pyファイル」の作り方
※この方法はpythonのインストールが完了していることを前提としています。
まず、ご自身のパソコン上でテキストエディタを開いて以下のコードを入力してください。
print("Hello World")
次に、ファイルを保存する際に拡張子を`.py`にしてください。ファイル名は任意ですが、ここでは`hello.py`とします。
保存したファイルを実行するには、ターミナル(Windowsの場合はコマンドプロンプト)を開いて、以下のコマンドを入力します。
python hello.py
hello.py
の部分はファイルのある場所に合わせて変更してください。例えば`src`というフォルダの中にファイルを保存した場合は、src/hello.py
とします。
エンターキーを押して実行し、`Hello World`と表示されれば成功です。
「.pyファイル」についてもっと知りたいという方は以下のCodeCollegeも参考にしてみてください!
ノートブックを使ってPythonを実行する
Pythonプログラムを実行する3つ目の方法として、ノートブックを使用する方法があります。
ノートブックとは
ノートブックはコードと実行結果を同じ画面に表示することができるツール(ファイル形式)です。
ノートブックはREPLと.pyファイルの中間のような使い勝手で、実行した結果をすぐに確認することができ、かつコードを保存することもできます。また、グラフや画像を表示することも可能です。
このような特徴から、データ分析や機械学習の分野で広く利用されています。
ノートブックを利用できる環境
Jupyter Lab
Jupyter Labは、Jupyter Notebookの後継版として開発されたツールです。Jupyter Labは、コードエディタ、ファイルブラウザ、ターミナル、コンソール、プレビューなどの機能を統合した統合開発環境です。
Jupyter Labを使用するには、Anacondaをインストールするか、Pythonのパッケージ管理ツールであるpipを使用してインストールする必要があります。
Google Colaboratory(略称: Google Colab)
Google Colabは、Googleが提供するクラウドベースのノートブックサービスです。Google Colabを使用すると、ブラウザ上でPythonコードを記述し、実行することができます。
Google Colabは、Googleのクラウドサービスを利用するため、高性能な計算リソースを利用することができます。また、Google Colabは無料で利用できるため、手軽にPythonの学習を始めることができます。
Laibraを利用する
ブラウザ上でPythonを実行するもう一つの方法として「Laibra」というサービスを利用する方法があります。
LaibraはPythonのオンライン学習サービスであり、ブラウザ上でコードを書きながら学習を始めることができます。
Pythonを実行するための環境構築は一切不要ですので、気になった方は以下公式サイトをチェックしてみてください。
Pythonを学ぶならCodeCollege
Pythonを学習する上でもう一つおすすめなのが「CodeCollege」です!
【Code Collegeが選ばれる4つの理由】
1. 着実にスキルが身につくオリジナルカリキュラム
Code Collegeの独自のカリキュラムは、初心者から中級者、さらには上級者までの学びを徹底サポート。基礎知識や技術を学び、それから実際に簡単な制作物を作っていく手順を分かりやすく説明しています。
2. 質問し放題のチャットサポート
疑問や不明点が生じた際にリアルタイムでのサポートが可能なチャットサポートを導入。不明点24時間いつでも質問可能です。質問し放題の環境で、学びの中断を感じることなくスムーズに進行できます。
3. 現役エンジニアによるコードレビュー
作成したコードは、業界のプロフェッショナルによって丁寧に検証・フィードバックされます。間違いや改善点だけでなく、より効率的・最適化されたコードの書き方も学べるので、実際の開発現場での即戦力としてのスキルを身につけることができます。
4. 業界最安クラスの受講費用
質の高い教育をより多くの方に届けるため、業界最安クラスの受講費用を実現しました。高価な授業料での学びの障壁を取り払い、手頃な価格でプロの技術を身につけるチャンスを提供します。\
まとめ
本記事では、Pythonを実行する方法について解説しました。Pythonの実行環境を用意するのは難しいとよく言われますが、現在はブラウザ上でPythonを実行できるサービスも多く提供されていますので、手軽にPythonを学ぶことができます。
コメント